ガブリエル・オロスコ(Gabriel Orozco, 1962年 - )メキシコ・ベラクルス州出身の現代アーティスト。彫刻、インスタレーション、ドローイング、写真、ビデオなどの作品を制作する。日用品や日常にある物の関係性や人間、そして動物、人体、昆虫を作品へ用いる。マルセル・デュシャンのレディ・メイドにも傾倒している。1981年から1984年にメキシコのThe Escuela Nacional de Artes Plasticas at the Universidad Nacional Autonamo de Mexico、1986年から1987年にはスペインのThe Circulo de Bellas Artes, Madridで学んでいる。1983年より展覧会を開催し、2000年代に入ってからは、世界の主要な美術館やアートフェアで展示している。
本書は2015年、オロスコが東京に拠点を置いた期間に、彼のアパートの限られたスペースで制作された水彩画の小作品をまとめた作品集です。円や半円など幾何学的な造形単位を用いて、一連の動きを設定し制作される平面作品シリーズが、彼が関心を持ち続けている自然のモチーフが関連づけられ、水彩のにじみとともに、日本の伝統的な絵画を思わせる有機的モチーフが登場する作品となっています。作品図版の他、ロンドンのホワイトキューブギャラリーでの展示の様子、イギリスの美術史家、批評家、キュレーターのBriony Ferによるテキストが収録されています。
出版社: White Cube
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 206ページ
サイズ: 26.2 x 19.6 cm
状態: 新刊