【The Dusseldorf School of Photography - Photographs 1961-2008】
ドイツの写真家である、ベルント/ヒラ・ベッヒャー夫妻は、1960年頃から給水塔、溶鉱炉、鉱山の発掘塔などドイツ近代産業の遺物を被写体にした写真作品を生み出します。被写体の類型によって収集/分類された写真イメージ群は「タイポロジー(類型学)」作品と呼ばれ、コンセプチュアル・アートの分野で評価を得ます。そして1976年から、ベッヒャー夫妻が教鞭をとった「デュッセルドルフ美術アカデミー」の教室から、優れた写真家が多数生まれます。アンドレアス・グルスキー、トーマス・シュトルート、トーマス・ルフ、カンディダ・ヘファー、エルガー・エッシャーらを総称して「ベッヒャー派」と呼ばれています。タイポロジーのコンセプトからスタートしながらも、アーティスト各々が独自の表現に挑戦し、現代アート分野で世界的に成功しています。また、ドイツの高い写真技術に支えられた、見るものを圧倒するプリントサイズの巨大さもベッヒャー派の特徴となっています。 本書は、現代写真の主要な一つの写真史の流れの一つになったベッヒャー派を紹介した書籍です。 書籍内では、次の3つのテーマにて沿ってまとめられています。 1:1976年からデュッセルドルフ美術アカデミーにて教鞭を執ったベルント/ヒラ・ベッヒャーの作品と教えについて 2:トーマス・シュトゥルート、トーマス・ルフ、アンドレアス・グルスキー、カンディダ・へーファー、ペトラ・ヴンダーリッヒ、アクセル・ヒュッテ、エルガー・エッシャー、ローレンツ・バージェスなど3世代において登場した代表的なベッヒャー派の写真家とその作品 3:最後に、Grieger Labについて。今日、Grieger Labは、世界中の150人以上のアーティストの為に大判写真のプリントを行なっています。 また、弊店では【Specials|特集】にて「ベッヒャー派」の書籍紹介を行なっておりますので是非ご覧くださいませ。 出版社: Schirmer/Mosel タイプ: ハードカバー 言語: 英語 ページ数: 320ページ 図版: 332点 サイズ: 31 x 27cm 状態: 新品
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