ポール・セザンヌ 【Painting People】

ポール・セザンヌ (Paul Cezanne 1839 - 1906年) 南フランス・エクス=アン=プロヴァンス出身。フランスを代表する画家。ポスト印象派の画家、近代絵画の父と紹介されることが多い。
筆のタッチを長方形(や正方形)に保ち、キャンバス上で色を混ぜ、じっくりと時間をかけて描かれた作風を特徴とする。色彩による調和によって生まれるフォルムにより、伝統的絵画の手法である遠近法を排除し新しい絵画を描いた。
1860年代、印象派の画家と知られるクロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールに出会い、またウジェーヌ・ドラクロアやギュスターヴ・クールベ、エドゥアール・マネらより影響を受けた。パリ・コミューンの混乱終了後の1870年には、ピサロより印象主義の技法を取得し、1880年には、自身の絵画への探求の違いから印象派の画家たちから距離をとった。1895年、パリで初個展を開催し成功をおさめる。1900年は、最晩年となり故郷:エクス=アン=プロヴァンスの美しいアトリエで自身の絵画への道に邁進した。

本書は、イギリス・ロンドンのNational Portrait Galleryと連携し刊行されました。
セザンヌは、自画像26点と妻の肖像画29点を含め、約200点の肖像画を描いています。この幅広い肖像画のコレクションをまとめることにより、本書は、おそらくセザンヌの芸術の最も個人的な側面とこれまでに注目されてこなかった側面を明らかにしています。
1860年代に遡って現存する最古の自画像から、叔父のドミニク、妻のオルテンス、息子のポール、多くの友人や同僚、そして1906年にこの世を去る直前に建てられたプロヴァンス近くの自邸の庭師ヴァリエの肖像画まで多岐に渡ります。
「Cézanne: Art and Ideas (2000)」や「Cézanne’s Early Imagery (1989)」の著者である美術史家のメアリー・トンプキンス・ルイスは、一般の読者向けに、芸術家とその肖像画に関する啓発的な紹介エッセイを寄稿。また、セザンヌの生涯と作品を記した年表も収録されています。

出版社:  Princeton University Press
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
サイズ:  21 x 17.2 cm
状態:   新品
ページ数: 96ページ
その他:  カラー図版55点
刊行年:  2017年
ISBN:   9780691177953

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